給湯器交換で選ぶことができる給湯器の種類とその特徴

現在住宅で主に使われている給湯器は、その熱源によって、ガス瞬間給湯器と電気温水器の2種類に分けることができます。ただ、熱源以外にも、機能面から、湯を沸かす機能だけを備えている給湯専用タイプ、給湯と風呂の追焚き機能が付いているタイプ、給湯と追焚き機能の他に暖房の機能まで備えたタイプなどに分けることができます。どのような機能を備えた給湯器を選択するかは、給湯器交換において、とても大切になります。給湯器交換でしばしば用いられる、追焚き機能が付いたタイプには、フルオートのものと、セミオートのものとがあります。

フルオートのものとは、浴槽内の湯の量が減ってきたら、自動で足し湯をする機能や、入浴の際に湯の温度を感知して、自動的に適温になるまで追焚きをする機能などを備えています。一方セミオートのものは、フルオートとほぼ同じ機能を備えていますが、湯が減ってきたときに、自動で足し湯をして水位を戻す機能は付いていません。追焚き機能に加えて暖房の機能も備えたタイプは、給湯器でつくられた温水を、給湯のほかに、床暖房や浴室暖房乾燥機などといった暖房用の熱源に利用するという機能を備えています。このタイプは、近年急速に多機能化しつつあり、給湯器交換の際にも、ひんぱんに採用されています。

たとえば、浴室暖房乾燥機を使って、浴室でミストサウナを利用できるようなものや、浴室とキッチンを会話でつなぐインターホンリモコンを備えたもの、浴室リモコンに液晶テレビやラジオが付いているものなど、さまざまな種類があらわれてきています。